2021/01/28 17:17
ステーキの美味しい焼き方を紹介します。
1. 肉を常温に戻す。
冷蔵庫から出したての肉は冷たく、加熱に時間がかかります。冷たいままの肉を焼くと、「表面は焼けたけれど中は生焼けだった」「中まで火を通すのに時間がかかってパサパサになってしまった」という失敗のもとになります。焼き始める30分~1時間前に冷蔵庫から出し、常温に戻しておきましょう。
また冷凍品の場合は、使用する1日、もしく半日前から冷蔵庫で冷蔵の温度帯まで解凍しておきましょう。この時に冷凍品を常温でいきなり自然解凍させるとお肉の中の旨み成分がすべて外に出てしまい焼くときにお肉がパサつく原因になります。
2.お肉の筋を筋切する
肉を加熱すると、肉の繊維質が急激に縮み、形や大きさが変わります。 そこで、より柔らかさを求めるなら、加熱する前にお肉をフォークなどで刺して繊維質を断つ事によって、筋繊維を壊し、収縮しないようになるので、形の変形もなくなります。
また、フォークなどで刺すことによって味付けがお肉全体に行渡るというメリットもあります。
3. 塩こしょうは直前に
塩を振ると肉の内部の水分が表面に引き出されてきます。塩を振ってから焼くまでの時間が長いと、旨味成分とともに肉内部の水分が流出してしまいます。塩は焼く直前に振りましょう。また、胡椒を最初から降ってしまうと胡椒が焦げてしまい、お肉に焦げ臭い匂いがつく場合があります。
3. 弱火でじっくり!ラストにちょっとだけ強火で焼き目を。
お肉を焼く際に高温で一気に過熱するとお肉の中のタンパク質が凝固・収縮し、さらに肉汁がお肉の外へ出て行ってしまいます。
それを防ぐために、低温でじっくり火を通して肉汁を逃がさないようにし、最後に強火にして表面に焼き色を付け完成です。
4. 余熱も考えお肉火を通す 火を止めた後でも、熱を持った肉は加熱が進んでいきます。 このことも計算して、火を止めた後でも長時間フライパンやオーブンの中に放置しないようにしましょう。 また、火入れが不十分な場合は、アルミホイールなどで包み余熱で中心まで熱を入れるのも1つの方法です。